蓼科山麓のコテージをベースに山ノ神の氷瀑と昇天の氷柱

アイスクライミング

平成9年理学部卒 真達 慶次郎

山行概要

日時:2025年2月1日~2日

メンバー:

山ノ神の氷瀑:真達慶次郎、ヘイキ、クリス

昇天の氷柱:真達慶次郎、小林亮太(コテージ:徳永浩三、新海裕悟)

行程:

  • 1日:赤岳山荘(10:30)→山ノ神の氷瀑(11:00~16:00)→赤岳山荘(16:30)
  • 2日:内山峠(8:30)→昇天の氷柱取付き(9:40)→荒船山展望台(14:15)→内山峠(15:40)

記録

毎年、恒例となりつつある蓼科山麓にある徳永さんのコテージへ泊まりに行ってきました。

せっかく山深くまで行くので昼間はどこかに登ろうと、初日はヘイキさんとクリスさんに付き合ってもらい、八ヶ岳の山ノ神の氷瀑でアイスクライミング、2日目は小林と荒船山の昇天の氷柱へ行ってきました。

2月1日(晴れ)

赤岳山荘から少し林道を歩いた先にある山ノ神の氷瀑。

この辺はよく来るものの、いつも通過で、初めて見ました。

まずはリードして、ヘイキさんに、

「トップロープで登ります?」

と聞いたら、

「リードしてみようかな?」

と言うのでロープを抜きましたが、

「やっぱりトップロープで、」

と、

アイスクライミングは久しぶりだそうで、無理せずいきましょう!

で、再びリード。

何度でもロープ張りますよ!

安全にトップロープで。

クリスさんも。

次は、

滝壺の上をトラバースしながら、左に回り込んで、

左の端から登ってみました。

ヘイキさんもフォローで、

だんだんアイスクライミングの感覚を思い出したかな?

続いて傘状の氷を目指し、

傘の左から乗越しました。

最後は大きな穴ボコを目指して。

ちなみにこの穴、最初に登ってトップロープを張るときに降られて激突してできたもの、

ヘイキさんからは、

「骨でも折ったと思ったよ。真達さん、鉄人だね。」

と、

いや、鉄ではないし、痛かったよ。。

せっかく作ったので、穴をのぞいてから乗越しました。

クリスさんもフォローで。

ちなみにフィンランドにもドイツにも、日本みたいな滝だらけの川はほとんど無く、こういう氷瀑はあまり無いそうです。

2人によると日本の山は色々とコンパクトに詰まって面白いそうです。

たくさん登って徳永さんのコテージへ。

コテージに到着。まずは乾杯!

徳永さんに準備して頂いた鍋を囲み、ヨーロッパの山の話や小林の幸せ話(おのろけ話?)、今後のOB会の話などをしながら、夜更けまで、ちびちびとお酒をいただきました。

2月2日(曇りのち雪のち曇り)

翌朝。

居心地よすぎのコテージを後にして。

小林と荒船山に。

昇天の氷柱を目指しました。

先行パーティーがいらしたので、取り付きでのんびり準備してから出発。

ちゃんとビレイせいよ!

1ピッチ目は簡単な氷、、と思いきや、中間部は細く薄い氷で慎重に登りました。

ちなみに小林は途中で自分のスクリューを落としたそうです。

(もし拾われた方がいらしたら、ご連絡いただけると幸いです。。連絡先:madate_kei@yahoo.co.jp)

2ピッチ目は右の岩から真ん中の氷へ。

ここは簡単。

そして核心の3ピッチ目。

先行パーティーの方とお話ししながら、しばし順番待ち。

先行パーティーの最後の方が見えなくなってから出発。

クラックに詰まった氷を使いながら、じわじわ登りました。

4ピッチ目。

氷少なめ。代わりに残地ピトンが結構出ていましたが、アルパインクライマー根性で(笑)、もちろん無視して登りました。

4ピッチ目を抜けると、荒船山の台地へ。

氷かしっかり張ると、何も考えずに登れてしまいますが、9年前と同じく氷が少ない分、色々と考えさせられながらの登りで楽しめました。

展望台の休憩所でギアを片付け。

のんびり休憩し、ご褒美に新海さんから頂いた干し柿!

最後に何も見えない展望台で。

小林は最近はスポーツクライミングばかりで山は久しぶりだそう。

かつては、そんな人達を、

「どーせ、あいつら山じゃ通用しませんから!」

とか、言っていたような??

まー、スポーツクライミングもいいけど、山もやっぱり楽しいでしょ?

また、一緒に登りましょう!

まとめ

少し前まで冬になると徳永さんが八ヶ岳や荒船山周辺のアイスクライミングを企画して、よくご一緒させていただき、昇天の氷柱も9年前に徳永さん、水野さんと3人で登ったことがありました。

今はアイスクライミングの企画が徳永さんがオーナーを務めるコテージでのお泊り企画になりましたが、山の方はヘイキさん、クリスさん、小林に相手をしていただき、卒業後、30年近く経ちますが、未だに他の山岳会に入らずともOB仲間で山に行けることにありがたく、これからもこの関係が続くといいなと思っています。

ちなみに昇天の氷柱の先行パーティーは、中々のお歳では?と思われる方もおられ、徳永さん、新海さん、まだまだ老け込む歳ではないですよ!

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