鳳来・仙人岩 リボルトの様子

その他

若月 稜斗

山行概要

日時:2024/05/06

メンバー:カッチンさん夫妻、ナギさん、若月

記録

鳳来の仙人岩でリボルト作業をするとのことで、歩荷/サポート役として同行してきました。

岩場のボルトを利用したことはあっても、整備の様子は知らない人も多いかと思うので、ちょっとだけ紹介させてください。

まずは機材を背負って仙人岩までアプローチ。

仙人岩手前のオレンジロックで機材の整理。

これがこれで…と道具の説明をしてくれているナギさん。

早速ロープにぶら下がって作業するナギさん。

ガー、キュルキュル…と土木作業みたいな音がしてました。

アプローチの藪を狩り払うミエコさん(カッチンさんの奥様)

これも大切な作業です。

そして取り付きでお菓子を食べる若月(働け!)

貴重な機会なので、カッチンさんの作業を見学することに。

ロープにぶら下がると、仙人岩が良く見えました。

※よく見ると作業中のナギさんが写ってます

~ここからカッチンさんのボルト打ち講座~

①打音検査

岩の表面をハンマーで叩いて、ボルトを打つのに適した場所を探します。音が軽くなく、岩肌が平らな部分がベスト。

②穴開け

ドリルで穴を開けます。これがけっこう力がいる。

③ボルト穴の掃除

ドリルで開けた穴の中をエアで掃除します。岩の粉末が噴き出してくるので目が。

ブラシでも掃除します。

しっかり岩の粉を取り除くことが、ボルトの効きに重要とのこと。

④ボルト入れ

ボルト(今回はグージョンアンカー)を穴に入れ、

ハンマーで叩いてナットを閉めれば完了!

ナットを閉めるとボルトが飛び出してきてしまうようなら、効いていないので打ち直し。

右が古いボルト、左が新しいボルト。

この後一本打たせてもらいましたが、慣れないとこれは大変…

ちなみに古いボルトはグラインダーで切り取ってました。

こちらはナギさんの作業風景。

傾斜が強いと作業も大変そうでした。(ここを人が登るの…?)

今日の鳳来は天気が下り坂。

濡れると電動工具が壊れてしまうので、雨がパラついてきた昼過ぎには撤収。

皆さんお疲れさまでした。

おすすめのルートもたくさん教えてもらったので、また登りに来ます!

まとめ

フリークライミングは誰かが岩場の整備をしてくれて初めて成り立ちます。自分も含めて、開拓やリボルトには縁が無い人も多いと思いますが、岩場の整備に関しては、誰でも出来る取り組みは結構あります。JFAに加入する、緩んでいるボルトがあったら締める、残置カラビナを交換する、など、小さなことから少しずつ、安全で楽しい岩場作りに協力していきたいですね。

また、ボルトの打ち方や雰囲気が分かったので、チャンスがあれば!?開拓にも挑戦してみたいです。

カッチンさん、ナギさん、ありがとうございました。良い勉強になりました!

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