フリークライミング
若月 稜斗
山行概要
日時:2024/04/20
メンバー:真達、若月、菅原、堀、前島、カッチンさん夫妻
記録
鳳来でルート開拓をされているカッチン夫妻に案内頂き、未公開の「天空エリア」へ行ってきました。
長いアプローチに、チョークの付いていない貸し切りの岩と、何だか山屋さん好みの岩場だったような??
身内だけで気の済むまで登ることができ、贅沢な一日でした。
アプローチは乳岩峡から2時間弱。
ひたすら登りでしたが、この先に貸し切りの岩場があると思うと足取りも軽く。
岩場到着。
立派な岩で一同「おおー!」という感じでした。
ルートをレクチャーしてもらった後、
天空の名前の由来となった?展望台へ。
鳳来が一望できる素晴らしい眺め。
岩場に戻って、さっそくクライミング開始!
イレブン台が目標の学生3人は檜の香(5.11a)にトライ。
出だしに細かいボルダーパートがあって、あとは持久力勝負かな?
どうなるかと見ていたら1人2人と完登し…
3人ともオンサイト!?
人工壁を登り込んだ成果でしょう。やったね!
OBはお隣のひこうき雲(5.12a)をトライ。
細かい垂壁から、ネチネチ系の前傾壁へと続き、手強いルートでした。
グレード更新に満足することなく、その後もガンガン登る学生達。
OBの2本目はカッチンさん一押しの臥龍梅(5.12b)
出だしに3級くらいのボルダーパート、最後にも核心がある充実ぶりで、こちらもなかなか手強かった。
カッチンさんは一足に帰るとのことで、真達さんと記念撮影。
自分は別々に知り合ったお2人ですが、20年くらい前に鳳来でよく一緒に登ってたんだとか。
クライマーの世界って狭いですね~
気合を入れ直して、3便目にようやく臥龍梅を完登!
…のつもりでしたが、中間のテラスは使用禁止だったようなので、次はそのように登ってみましょう。
学生も時間ギリギリまで難しいルートに挑戦してました。
登り疲れて撤収。
ここまで登って、これだけの数のルートを開拓するのに、どれほどの月日とエネルギーが必要だったでしょうか。
そんなことを思うと、この場所を吹き抜ける風が特別な物に感じられました。
登山口の川で手を洗って終了。
ここも昔からクライマーが歩いてきた道なのでしょうね(完)
おまけ:
若月、菅原、堀は翌日もパラダイスで登りました。(前日の疲労もあり、成果は無かったですが)
まとめ
カッチンさん夫妻、真達さん、若月、学生3名と4世代(?)で登った1日でした。そんなメンバー構成もあってか、山や岩が人の縁や、その歴史を繋いでいるような、何だか大きなものを感じました。自然に対して特別な意味を見出しているのは人間の方なのですが、その不思議な引力には感謝したいと思います。
また、2年生3人の成長の速さに驚きました。体操競技的なやり方で、RPだけを追求すれば、5.12前半くらいまで登れてしまうのではないでしょうか。しかし、数字以上に、楽しいクライミングって何だろう? 岩登りが上手いってどういうことだろう? ということを考えながら、今の純粋さを忘れずに成長してほしいと思います。
カッチンさん夫妻、ありがとうございました。皆さんまた登りましょうー!
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