戸隠 佐渡山滑走

滑走

若月 稜斗

山行概要

日時:2024/02/03

メンバー:高田、若月

行程:

  • 黒姫山大橋林道口駐車場(8:10)→佐渡山山頂(11:25)→大ダルミ(12:50)→黒姫山大橋林道口駐車場(13:40)

概念図

記録

麟太郎に頼んで、戸隠で入門バックカントリーを計画してもらいました。

若月は昨年からテレマークスキーを始め、ただ今修行中。

バリバリ山スキーヤーの麟太郎に色々学びながら、楽しい一日でした。(けっこう疲れました…)

雪道を恐る恐る運転し、黒姫山大橋林道口駐車場へ。

スキーを履いて出発。

最初は林道。

普通に歩くのも速いが、スキーでもやはり速い麟太郎。

やがて山道に。明るい樹林帯が良い感じ。

シールが滑って苦労する斜面もありました。

佐渡山と1678mピークの鞍部に出ると傾斜も緩み、快適に歩けました。

やがて尾根が開け。

最後は高妻山をバックに気持ちの良い登り。

麟太郎「カタログ写真になりそう!」

若月「絵になっちゃうんですねー」

佐渡山山頂。

厳冬期とは思えないほど穏やかで、ゆっくりできました。

シール剥がして、いざ!

山頂から南東側の尾根を滑り降りることにしました。

山頂直下の美しい斜面。

狭くて初心者の若月には難しかったですが、麟太郎は華麗に滑ってました。

続く小ピークはトラバースし、

1738mピークは再びシールを付けて登り返しました。

1738mピークから先は、西側斜面を大ダルミまで。

樹間を滑るのは初めてで、なかなかスムーズには行きませんでしたが、ゲームみたいで楽しかった!

動画を切り取るとそれっぽい若月(笑)

標高差100m、あっという間でした。

その後は沢を越えながら、平坦な地形を進み。

しばらく行くと木々が密集した斜面。雪も硬く、嫌な感じ。

若月は横滑りでも転びながらでしたが…

麟太郎は木々の間を稲妻みたいに滑ってました。(すごい)

最後は沢を慎重に越え。

林道をシューっと滑って車に戻りました。

感想

高田:

体力、登攀なんでもできちゃう若月が山スキーをはじめたと聞きめちゃめちゃ嬉しい私としては、色々とルートを考え、当初小谷方面の里山で考えていましたが、さすがは暖冬。前々日、前日と1,300m以下は雨だったという情報を得て、アルパイン滑走にはならず標高の取れる妙高方面で計画。標高の低いところは雪が少なく、藪、地形出ているのが気になるものの、そこも冒険要素としては面白いところ。人とほとんど会うことなく、自分たちでトレースを刻むことができたのも満足な点です。学生時代程の長い山行は難しいとは思いますが、スキーで山を繋ぐ旅、是非若月と行きたいものです。

若月:

滑走技術ばかりが注目されやすいジャンルですが、滑り以外にもたくさんの要素が詰まった遊びだと感じました。スキーを履いて登る体力はもちろん、下降時も単に滑るだけではなく、地形をしっかり把握して沢を越えたり、トラバースしたり、一筋縄では行きません。スキーは移動速度が速いので、少し間違えるとリカバリーが大変です。小まめに地形をチェックする麟太郎の姿が印象的でした。滑るというよりは、スキーという道具を使って、山の中をスピーディに冒険しているような感じでした。

滑りに関してはショートターンでしょうか。麟太郎は狭い尾根も、樹間もスムーズに滑っていて、自分もあんな風に滑れたら良いなと思いました。…と思って同日夜(いいづなリゾート)、翌日午前(戸隠スキー場)とゲレンデで練習しましたが、やはり簡単ではなく(笑)

滑りはすぐには上手くなりませんが、良ければまた連れてってくださいー!(来シーズンまでに道具もちゃんと揃えます)

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