山梨県身延町 福士川渓谷ゴルジュ

沢登り

令和2年工学部卒 若月 稜斗

山行概要

日時: 2023年7月22日

メンバー: 若月、蓮容、トシゾーさん(会外)

行程:

  • 堰堤(7:25)→第一ゴルジュ入口(7:50)→第二ゴルジュ入口(9:00)→第三ゴルジュ入口(9:50)→七つ釜ゴルジュ入口(10:30)→車道(13:10)

概念図

記録

昨年、一昨年と過去2回敗退している福士川に今年も挑戦してきました。

コンディションが良かったこともあり、今回は七つ釜ゴルジュの奥まで冒険することが出来ました。

7月22日(晴れ)

朝、静岡から来たトシゾーさん/蓮容と合流。

水量が少なそうだし、強力な助っ人もいるし、今年は行けるぞとワクワクしてました。

入渓は堰堤のバックウォーターから。

アブの大軍に急かされるように河原を歩くと、

最初の泳ぎポイント。

アブはうるさいですが、気温も高く、絶好の沢日和です。

そして第一ゴルジュ入口。

軽く泳いで進みます。

奥には形の整った滝が。

右壁に取り付き、各自慎重に登りました。

続いてCS滝と水路。

前半の核心で、水量少なめでもこの迫力。

蓮容が真っ向から泳ぎ切りました。

チョックストーンの裏へ入り込むと去年は無かった洞窟が??

前回は被ったクラックを人工登攀しましたが、今回は洞窟を通って滝上へ。

こんなことあるんだ…

第2ゴルジュは若月が。

CS滝の直下が厳しかったですが、左壁も使って何とか突破しました。

続く滝は登れず。

左壁をショルダーで登って滝上に出ました。

癒しポイントも多い福士川。

車道が近い割にはゴミも少なく、美しい渓谷だと思います。

第3ゴルジュ。

各自思い思いのラインを突破しました。

右岸に風吹きの滝を見上げると、七つ釜ゴルジュは近い。

ちなみにトシゾーさんによれば、この滝「登れそう」とのこと(!)

七つ釜ゴルジュの前に一休み。

こうして一緒に遊んでいると忘れてしまいそうですが、今回来てくれたトシゾーさん、海外遡行や大滝初登など、数々の記録を持つ大先輩です。

ワクワクしながら七つ釜ゴルジュへ。

F1は簡単なスラブを登ります。

F2はトシゾーさん。

滝左の凹角状を登りました。

F3は凹角状からテラスに出て、

スラブからF4の上へ。

ちょっと悪いうえに、落ちるとアウトなのでここは慎重に。

F4から上は素晴らしい渓谷美。

来て良かったと心から思う瞬間です。

そして前回、近づくこともできずに撤退したF5。

今年は釜も小さく、何とかなりそう?ということで、蓮容がチャレンジ。

滝に取り付き、1段上がるまでが悪いですが、落ち着いて登ってくれました。

上がった先は大雨(笑)

もう1段上がると、滝の裏に居心地の良い洞窟があったのでお引っ越し。

ここからワンポイント出っ張った岩を越えるところが怖かった…

その後は岩溝を辿ると滝の上に出られました。

最後にF6

登るなら左のチムニーかなと思いましたが、見るからに危険なので(トシゾーさんに説得されて)撤退しました。

右岸から脱渓して車道へ。

お疲れさまでした!

まとめ

素晴らしい渓谷と、付き合ってくれたお二人に感謝です。

渓相も変化するようですし、何より近所なので、来年もどうですか?(^^)

ちなみに今回ご一緒したトシゾーさん、ブログやってます。

福士川の記録もアップされてますので、気になる方は下記からご覧ください。

トシゾーさんのブログ:【山やへの扉】福士川渓谷「福士川ゴルジュ」

あと、20年前に静大山岳部が同じく福士川を遡行した記録も発見しました(!)

遡行スタイルの違いに驚くばかりです…。

2002年9月静大山岳部の記録:【静大山岳部】富士川水系福士川 中流部ゴルジュ遡行

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