山梨県南部町 福士川渓谷【敗退】

沢登り

令和2年工学部卒 若月 稜斗

山行概要

日時: 2022年6月3日

メンバー: 若月、蓮容

行程:

  • 堰堤(7:01)→最初の淵(7:11)→第一ゴルジュ入口(7:25)→脱渓(9:00~10:00)→第二ゴルジュ(10:08)→第三ゴルジュ(11:09)→七つ釜入口(11:44)→不通の滝(13:23)→七つ釜遊歩道吊り橋(14:45)

概念図

記録

現役の蓮容を誘って、山梨県南部町の福士川渓谷へ行ってきました。

自分は昨年、中嶌・市川と訪れましたが、予想以上に苦戦し、核心の七つ釜ゴルジュ手前で敗退。

本記録は2度目の挑戦ですが、今回も完全遡行は叶いませんでした。

6月3日(晴れ)

スタートは堰堤のバックウォーターへいきなり飛び込み。

なんだか福士川入渓の儀式みたいです。

しばらく河原を歩くと最初の淵。

泳いで快調に進みますが、うっすら濁りが入って増水気味。

間もなく第一ゴルジュの入り口。

ここで若月がメガネを流すハプニングが!

これで敗退ではあまりに情けないので、視界は悪いですが、もう少し進むことにしました。

斜滝を登ると大淵。

いきなり前半の核心ですが、お水大好きの蓮容が見事に泳ぎ切りました。

チョックストーン裏に入り込み、ハングしたクラックを厳しい人工登攀で突破。

ゴルジュも一段落したので、一度車道に出て、コンタクトを取りに車へ走りました。

お待たせしてすみません…m(__)m

再入渓しますが、この水路は二人ともダメで右岸巻き。

前回は突破した所でしたが、少しの増水で難度が大きく変わります。

もう一発水路。

ここもかなりの迫力でしたが、何とか越えられました。

そして遂に七つ釜ゴルジュ。

F1は簡単なスラブを越え、写真はF2。

左壁のルンゼを突破しました。

続いてF3手前のルンゼを登り、

そのままスラブを慎重に進んでF4の上へ出ました。

そこから先は神々しいゴルジュ。

少しでも先を見たい!その一心で前へ。

が、進軍もここまで。

ダメ元で泳いでみましたが、全く滝に近づけず、笑うしかありませんでした。

「参りました!」

右岸のルンゼも登れそうでしたが、水量が少なければ直登の可能性がある滝なので、リベンジを誓い、今回はここで敗退としました。

F4上まで引き返し、七つ釜遊歩道の吊り橋へ脱渓。

極悪なボロ壁登攀で、若月はリードで5m近くフォールしました。(危ない…)

なんとか脱出。シビれる一日でした。

夜は部室で飲み会。

…明日は小川山でOB交流会です。

まとめ

自分は昨年のスマホに続き、今年はメガネを福士川に沈め、ますます因縁深い沢になりました。

全体に反省の多い遡行だったので、しっかり対策し、次に生かしたいです。

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