冬季登攀
大井裕介
記録
高田と日ノ岳稜に行ってきました。
日ノ岳稜は、中山尾根と石尊稜の間にあるルートで2つのルートと比べるとマイナーなルートになる。
グレードとしては、中山尾根と同じくらいの難易度でかつマイナーなルートなので、人も少ないため、ラッセルの練習にもなるとのことで計画。
29日に日ノ岳稜、30日に赤岳西壁主稜の計画で入山。
土曜日は5時に美濃戸口についたが、美濃戸までの林道で車がスタックしていたため、美濃戸まで入れず、大井のザックが壊れたこともあって、29日の日ノ岳稜は断念し、ゆっくり入山することに。
12時に美濃戸を出発し、13時30分に赤岳鉱泉に到着し、テントを設営した後日ノ岳稜の偵察を行った。
29日の八ヶ岳の天気はよかったが、風が強く、計画通り入山できても、日ノ岳稜は登れなかっただろう。
偵察で、大まかなルートを把握して、テントに戻った。
赤岳鉱泉でビールを買い、持参した酒と合わせて酒盛りを開始。
2P(Ⅲ:40m)は大井がリード。
最初に凹角を直登気味に登ろうとするが、岩があまりにも脆いため、登るのを断念し何とかクライムダウンで降りてくる。
その後、右に10m程トラバースし、稜線に合流し、稜線を登り40m程ロープを出したところでピッチを区切る。
4P(Ⅳ+:50m)は大井がリード。
上部岩壁は右に回り込んで、チムニーからピナクルを目指して登る。
ピナクルを通過した後はフェイスを登る。 大井はここで大苦戦し、1時間以上時間がかかってしまった。
フェイスを抜けて斜度が緩くなったところで、灌木に終了点を構築して終了。
予定では6時間で登りきる予定であったが、結局8時間かかってしまった。
登攀に時間がかかってしまったのと、ルートファインディングやロープワークのスムーズさ等、まだまだ自分の粗さが目立つ山行だった。
まだまだ洗練できる場面が多く、自分の至らなさがよく分かったので、改善していきたい。
(大井)
まとめ
日時: 令和4年1月29-30日
メンバー: 高田麟太朗、大井裕介
行程:
- 1/29 美濃戸山荘12:00-赤岳鉱泉13:30-偵察-赤岳鉱泉16:00
- 1/30 赤岳鉱泉5:30-取りつき7:00‐日ノ岳15:00‐赤岳鉱泉‐16:15-テント撤収17:00-美濃戸‐18:00
装備: ハーフロープ7.9㎜×50m、カム一式、ピトン、ヌンチャク×5、60スリング×5、120スリング×5