冬季アルパイン
平成9年理学部卒 真達 慶次郎
記録
聖岳の西面、山頂に突き上げるB沢を登ってきました。
パートナーは若月。
小柄ながら馬力は十分、今回も荷物をたくさん背負ってもらいました。
小聖岳手前の2478m峰の山頂付近にテントを張りました。
天然の防風林付きで快適なベースとなりました。
そして聖岳。
テントにいるのが勿体ない景色でした。
B沢の氷瀑が見えました。
テンションが上がります。
A沢と分かれ、初めの氷瀑。
傾斜がなくノーロープで取付きました。
思ったより高さがあり緊張しましたが、若月にロープを持たせてしまい、上からロープを垂らすことができず反省・・
無事、若月も登ってきてくれました。
まずは若月がリード。
60mロープでも足りず、2P目は真達がリードしました。
この氷瀑を抜けた後は、小さな氷瀑とラッセルの繰り返し。
手強いアイスボルダーもあり。
全身疲れ切りました。
今回は山頂目指してB沢をひたすら詰めましたが、周辺には魅力的な氷がたくさんありました。
聖岳西面は氷王国です。
高度が上がると氷瀑は見られなくなりました。あとは歩くのみ。
最後は山頂へ一直線に伸びるルンゼ。
天候はいつの間にか大荒れとなりました。
下降は風雪と暗闇で視界がなく、ちょっと情けないですが、スマホのGPSを頼りに何とかテントに帰り着きました。(完)
まとめ
日時: 令和3年12月28日~30日
メンバー: 真達慶次郎、若月稜斗
行程:
- 28日: 芝沢ゲート6:00-2478m峰付近14:00
- 29日: 出発5:40-西沢二俣8:10-聖岳16:10-2478m峰付近17:45
- 30日: 出発8:35-芝沢ゲート13:00
装備: ロープ9.1㎜×60m、アイススクリュー×12、ヌンチャク×10、カラビナ×4、スリング×2
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