甲斐駒ヶ岳 八丈沢の岩場

フリーククライミング

若月稜斗

山行概要

日時:2025/10/18

メンバー:真達、若月、菅原(現役3年)、堀(現役3年)

行程:

  • 18日:竹宇駒ケ岳神社(4:00)→黒戸尾根8合目(8:55)→八丈沢の岩場(9:50~13:50)→竹宇駒ケ岳神社(17:00)

記録

昨年から静岡労山のトシゾーさんと甲斐駒ヶ岳に通い、黒戸尾根の8合目にある岩場を開拓しました。

一枚岩に数本のクラックが走っている岩場で、「八丈沢の岩場」と呼んでいます。

開拓が一段落したので、少しだけ皆に自慢したくて(笑)、若月がガイドして登りに行く計画を立てました。

アプローチ6時間とメチャクチャ遠い岩場ですが、付き合ってくれた3人に感謝です。

朝4時に駒ヶ岳神社を出発。

当初は1泊2日の予定でしたが、日曜日の天気が良くないので、弾丸日帰りで行くことに。

明るくなるといい天気。

紅葉もきれいで、長いアプローチも思ったほど苦になりませんでした。

5時間歩いてようやく8合目に到着。

八丈沢の岩場へは、ここから登山道を外れて下っていきます。

以下、アプローチを紹介

目印になる8合目の岩小屋から、

やや左手に向かって、急斜面を下降。

しばらくAフランケと同じアプローチをたどります。

Fixも使って、巨岩の間をどんどん降りていきます。

ハーケンの刺さった枯れ木

木々の間から対岸に八丈沢の岩場が見えます。

堀から「めっちゃキレイじゃないですか!」と感嘆の声が上がり、自分が褒められたような気持ちになりました(笑)

さらにFixを目印に急斜面を下降。

Aフランケのアプローチ道はこのあたりで八丈沢の下流へ向きを変えますが、

この辺りでAフランケのアプローチ道と別れて、上流へ向かってトラバースします。

Fixを頼りに降り立った先が八丈沢。

枯れ沢で水は流れていませんが。

さらに対岸のバンドを登り返し、

大岩を超えると・・・

岩場へ続くトンネル。

約6時間、あまりに長いアプローチでしたが、このトンネルを潜ればついに到着です。

「力があるうちに」とさっそく本エリアの最難ルートを登り始める真達さん。

イレブン台をグレーディングしたクラックでしたが、あっさり登られてしまいました。

堀、菅原は左隣のチムニー。

プロテクションは取れませんが、しっかり挟まれば大丈夫?

二人とも無事完登。

さらに左隣のクラックを登る真達さん。

ナイフで切ったように一直線に伸びるクラックで、本エリアの看板ルートです。

撮影のため、菅原には赤い服を着て登ってもらいました。

対岸から見るとなかなか凄いでしょ~??

さらに左隣のコーナークラックを登る堀。

出だしはワイド、後半は傾斜もあって、なかなかの迫力。

コーナークラックの上部。

こちらは真達さんに赤い服を着て登ってもらいました。

真達さんは本エリアにある5本のクラックを全て登ろうと狙っていましたが、4本目でまさかの雨。

予報より早い降り出しにガックシ・・・

もう少し登りたいところでしたが、止む気配もないので撤収。

小雨の中、長いアプローチを帰りました。

まとめ

クラック自体は質が高いのですが、あまりにアプローチが長いです(笑)

一応下記に岩場のトポ(PDF)を置いておきますので、興味のある方は参考になさってください。

甲斐駒ヶ岳 八丈沢の岩場トポ

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